中学生日記 会いたい



中学1年生初めてのお正月を迎えた。


神社にお参りをして K君の病気が早く治りますように、早く登校できますように…


願い事を一つにしておけば良かった。


春になってもK君は 欠席のままだった。


2年生になり新しいクラスになり 気にはなっていたが K君が居ないのが普通になってきた。


ボチボチ高校へ向けての進路の話を 友達の中でもするようになってきた。


K君に手紙を書いて 現実逃避


久々の手紙  あまり学校の話には触れないように 同級生の話も やめておこう


手紙を出したいが あれこれこだわっていたら 何も書けないまま 書けたのは住所と名前だけ


結局 手紙は出せないままになった。


すぐさま 現実に引き戻される。


母親の付き合いで 英会話の塾に行くことになった。


私は行くのが嫌だった。


なにせ 超貧乏家庭なのに 行くこともない外国の言葉を習いに行かなければならないのか 不思議でしかなかった。


レベルの高い塾の授業に 全くついていけてなく ストレスでしかない。


何を期待しているのか 通信教育と校区内にある勉強塾にも


もうここまで来ると蕁麻疹が出てきそうな勢いで 勉強に気持ちを持って行かされたような気がした。


あっという間に 中学3年生になった。


憂鬱な学年だ。


修学旅行も終わり 本格的に高校受験の話ばかりになってきた。


友達と通学中にも話題は 勉強の話 のはずが 突然K君の話になった。


友達とK君の話になるのは 初めてのような…


知ってた?K君留年して2年生なだね。


えっ?2年何組?


2年3組だったかな…!?


やっと会える。ずっと会いたかった。


いろんなことを思い返したら 何から話そう?


また深読みで 裏目に出るのか不安しかなかった。