かつての3人同窓会 忘れられない



かつてパート勤めをしていたN課長と別れて 数年間を経た。


決して忘れたことのない 生涯で一番の男


思い出だけでも 充分恋愛中。


あの人との恋愛は 交通事故の古傷と 数少ない写真のみとなった。


当時 小学生だった娘も就職をした。


私もそれなりのいい年齢になった。


勤め先も安定し 職場でのお茶したり飲み会仲間もできていた。


長年連絡も取り合ってもいなかったマツコから職場に電話があった。


折り返し連絡がほしい と伝言と連絡先のメモ書きに 誰だっけ?


名字を聞いても マツコの名前と名字が一致しないくらい年数が経っていた。


言われたように電話をした。


話し始めはギクシャクしていたが 当時に戻ることなど そんなに時間が要らなかった。


何度か夜に電話がかかってくるようになった。


会話も弾み マツコとY課長の関係も とっくに終わったらしい。


私を探して連絡してきたのには 理由があったようだ。  


昔のメンバーで3人会をしたい と言い出した。


何を言っているのだ?15年も経っているのだ。


会えるなら会いたいのが本心


もしかしたらもう死んでるかもよ と悪ふざけのつもりでいった。


マツコはN課長の勤務する本社に電話して 所属している場所をやっとの思いで 知ることが出来たらしい。


既に何回か電話連絡を交わしていたらしいのだ。


連絡先をN課長に教えても良いか聞かれた。


私は長い時間 話題を反らしながら 結局 いいよ と返事をした。


その頃にはマツコとは電話だけではなく メールもするよになっていた。


N課長から 突然メールがきた。


アドレスに名前が入っていたので 誰かわかった。


何回メールを交わしたかわからないが 生きていたんだね!と 私の悪ふざけがはじまった。