中学生日記 気になる存在



入学して すぐの頃は行事もたくさんある中で 学力テストと言うものにまず撃沈


あー もっと勉強しておけば良かった。


…かといってガリ勉ちゃんにもなれず途方にもくれず なるようになるさ🎶


気になる存在の男子K君と言う名である。


放課後連日のように 弾む会話に呆れ笑いして バイバイがお決まりになってきていた。


春の遠足 女子同士のお弁当を固まって食べているときに K君の話題がでた。


小学校の時に NさんがK君に告白したのを知ってる?


うん うん 知ってるよ。どうなったんだろうね?


降られたらしいけど 笑ってたよNさん


俺 男が好きなんだ!!!


私は 聞いた瞬間 初めての感覚に 毎日交わしている話って どんな感情で会話しているのかな?


確認もできない情報に まあ友達にこんな変人が一人ぐらい いても面白いかな


放課後 担任の先生が毎日教室に 来ては 早く帰れよ と言いながら教室から出ていくのが お決まりになってきた。


ある日 突然担任から お前ら 放課後毎日居るけど 変なことになるなよ と怖い顔して教室から出ていった。


変なことって名にかね?笑い話でしかなかった。


だって女子が好きな訳でもなく 男子が好きと言う情報なので まあ 先生知らないよね と思った。


やがて 苦手な試験も2度も乗り越え 終業式の帰りに 家の電話番号を教え合った。


今日時間も早いから 俺が卒業した小学校見てみる?


珍しいから行ってみようかな


道中 よそ者が入って怒られないか不安で仕方なかった。


私が卒業した学校より 校舎が少し古いかな  弾む会話に足取りも軽くK君の自宅の近くまで辿り着こうとする道だったらしい


神社があり、一休みしながら 小さい頃の話をして笑い話も…


しばらくボーッとしていたら K君から口に軽くキスをしてきた。


え?なに?とっさに出た言葉である。


学校で長話したら担任に変なこと言われるから 交換日記しようと誘われた。


初めて尽くしなので 何を書けば良いかわからないが 楽しそうなので 交換日記とやらが とりあえず始まった。


お互いの自己紹介を 最初は書き込んだ。


イラストも書いたりして…しかし二人とも何の絵か わからないくらい下手過ぎて 爆笑し 日にちが経つにつれ 日記らしい内容になっていった。